「サトルクエスチョン」とは、会話の中で相手の本音を自然に引き出すための質問方法です。
好きな人についてもっと知りたい!と思うのが乙女心ですよね。
しかし、質問攻めをしてしまうと、彼が疲れてしまったりあなたに対して警戒心を抱いてしまうこともあります。
そこで活躍するのが、心理学に基づいた恋愛テクニック「サトルクエスチョン」です。
サトルクエスチョンを使うことで、彼に負担をかけずに、自然な形で本音を引き出すことができるんです。
会話で質問を上手に活用するテクニックは、恋愛において非常に重要な要素です。
うまく質問をすることで、相手との関係を深めることができます。
そのため、サトルクエスチョンという心理学的テクニックを身につけておくことは、恋愛において大きな武器になります。
質問上手になることで、好感度をアップさせることもできますよ。
「質問をすること」の効果については、詳しくはこちらの記事をチェックしてみてくださいね。
サトルクエスチョンで彼の本音を引き出す!心理学的テクニックとは

さっそくサトルクエスチョンを活用した心理学的恋愛テクニックの実践方法をご紹介します。
サトルクエスチョンには、5つの方法があります。
- 仮説を立てて質問する方法
- 否定疑問文を使う方法
- 選択肢を与える方法
- 回避的質問を使う方法
- 共感的質問を使う方法
それぞれ詳しく解説します。
仮説を立てて質問する方法

仮説を立てて質問する方法は、彼の本音を引き出すのに効果的なテクニックです。
仮説を使って予測を立て、そこから会話を展開することで、彼は自分の気持ちを理解してもらえていると感じて自然に心を開きやすくなります。
この手法は、彼に安心感を与え、リラックスした状態で本音を引き出すのに役立ちます。
仮説を使うことで得られるメリット
仮説を使った質問には、いくつかのメリットがあります。
まず、安心感と信頼感の形成です。
仮説を立てて質問することで、彼は「自分のことを理解してくれている」と感じ、安心感を抱くことができます。
これは、彼が心を開くきっかけになり、信頼関係を深める効果があります。
次に、彼の本音を引き出すことができます。
あなたが立てた仮説が的確であれば、彼はその予測に答えることで自然に本音を話しやすくなります。
「自分のことをわかってくれている」と思うことで、彼がよりオープンになるのです。
さらに、会話がスムーズに進むというメリットもあります。
仮説に対して彼が肯定しても否定しても、その答えをきっかけに会話が広がりやすく、進行が滞りません。
彼が違う答えをした場合でも、その理由を深掘りして話すことができるため、会話が活発になります。
仮説を使うことで彼とのコミュニケーションが円滑に進み、信頼関係を深めることができるのです。
具体例
【肯定パターン】
Q:「最近、忙しそうだね。ストレス溜まってるんじゃない?」
→ もし彼が「うん、結構ストレス溜まってる」と答えた場合、あなたは彼の状況を的確に見抜いていたことになります。
この結果、彼は「自分のことを理解してくれている」と感じ、安心感や信頼感を持ってくれます。
【否定パターン】
Q:「最近、忙しそうだね。ストレス溜まってるんじゃない?」
→ もし彼が「いや、そんなことないよ」と答えた場合でも問題ありません。
彼は自分に関心を持ってくれていると感じ、あなたが自分のことを見てくれていると実感できます。
また、正しい情報を得ることで、今後の会話をさらに深めることができます。
否定疑問文を使う方法

否定疑問文を使う方法では、相手に対して直接的に「YES」や「NO」を求めるのではなく、あえて否定的な形で質問します。
この方法では、質問をしても強引な印象を与えることなく彼にリラックスしてもらうことができます。
否定疑問文を使うことで得られるメリット
否定疑問文を使うことで得られる最大のメリットは、相手がリラックスして本音を話しやすくなる点です。
「最近忙しいの?」といったふうに、直球な質問を投げかけてしまうと彼は警戒心を持ち、答えづらく感じてしまうことがあります。
しかし、「最近忙しいんじゃない?」と否定疑問文を使うことでその心理的ハードルを下げることができます。
具体例
【肯定パターン】
Q:「最近、忙しそうだね。疲れてない?」
→ もし彼が疲れている場合、このように予測を立てた質問に対して「よく見てるね」と感じ、心を開いてくれる可能性が高くなります。
【否定パターン】
Q:「最近、元気ないみたいだけど、疲れてるんじゃない?」
→ もし彼が疲れていない場合、「そんなことないよ、ただ少し忙しかったんだ」と返答しやすく、あなたがどうしてそう思ったのかを知ることができます。
このように、否定疑問文を使うことで彼の状況をより深く知るきっかけを作ることができます。
選択肢を与える方法

選択肢を与える質問は、彼に自由に答えられる余地を与えつつ、会話を自然に広げられるサトルクエスチョンの一種です。
この方法では、彼に「選ぶ」という行為をさせて質問に答えやすくすると同時に会話の方向性をコントロールすることができます。
選択肢を与えることで得られるメリット
選択肢を与える質問を使うことで、3つのメリットが得られます。
1つ目は、答えやすさが向上することです。
選択肢があると、彼は「どちらかを選べばいい」と感じ、心理的な負担が減ります。
その結果、リラックスした状態で会話に参加しやすくなり、自然なコミュニケーションが生まれます。
2つ目は、会話の展開がスムーズになることです。
どの選択肢を選んでも、それを軸に話を広げやすくなります。
また、彼が「どちらでもない」と答えた場合でも、理由を聞いたり新しい話題を見つけたりして、会話を深めるきっかけが生まれます。
3つ目は、彼の考えや好みを引き出せることです。
選択肢の中から彼が選んだ内容には、彼の価値観や趣味が反映されることが多いです。
そのため、自然な流れで彼の内面を知るチャンスになります。
選択肢を与える質問は、彼との会話をより深く、楽しいものにしてくれる強力なテクニックです。
具体例
【肯定パターン】
Q:「最近、映画とか行った?アクション系が好きなのか、それともラブストーリー系?」
→ 彼がどちらかを選べば、そのジャンルについて話を広げることができます。
彼がどちらを選択しても「最近何か面白い作品あった?」と続けられるため、スムーズに会話を進められます。
【否定パターン】
Q:「最近、映画とか行った?アクション系が好きなのか、それともラブストーリー系?」
→ もし彼が「どっちも見ないかな」と答えた場合でも、「そうなんだ!じゃあ、普段はどんな趣味が多いの?」と別の話題に転換しやすくなります。
選択肢が会話の起点となり、会話が途切れる心配がありません。
回避的質問を使う方法

回避的質問とは、直接的に彼の意見や気持ちを尋ねるのではなく、自分や第三者を話題の中心に置くことで、彼が答えやすくなる質問方法です。
このテクニックは、彼が「自分の意見を言うのは気が引ける」と感じている場合や、まだ親密な関係を築けていない段階で特に効果を発揮します。
例えば、「休日はどんなことをして過ごすの?」と直接的に尋ねるのではなく「私は休日によく映画を見に行くんだけど、〇〇君は映画好き?」と聞くのがおすすめです。
彼にプレッシャーを与えずに自然な形で彼の好みを引き出すことができます。
回避的質問を使うことで得られるメリット
回避的質問を使うことで得られる効果は3つあります。
1つ目は、心理的なプレッシャーを軽減できることです。
自分のことを話題にしているため、彼は答える際に「評価される」と感じにくくなり、リラックスして会話に参加できます。
2つ目は、彼の本音を引き出しやすくなることです。
間接的な質問形式のため、「どう思われるか」を気にせず、より自然に自分の気持ちや意見を話すことができます。
3つ目は、会話を円滑に進められることです。
回避的質問は、自分の経験や意見を共有する形になります。
それによって彼も話に乗りやすく、キャッチボールのようなスムーズな会話が生まれます。
この方法を使うことで、彼との距離を自然に縮めてより心地よいコミュニケーションを築くことができます。
具体例
【肯定パターン】
Q:「最近、友達におすすめされて韓国ドラマを見始めたんだけど、〇〇君は韓国ドラマ好き?」
A:「好きだよ!よく見るよ。」
→ 彼が肯定すると、ドラマの話題を深掘りして盛り上がるきっかけになります。
【否定パターン】
Q:「最近、友達におすすめされて韓国ドラマを見始めたんだけど、〇〇君は韓国ドラマ好き?」
A:「あんまり見ないかな。」
→ 否定されても「そうなんだ!じゃあ、どんなジャンルのドラマが好き?」と話を広げることができます。
サトルクエスチョンを活用した心理学的恋愛テクニックの注意点

サトルクエスチョンは恋愛において効果的な心理学テクニックですが、万能ではありません。
どんな場面でも無制限に使えるわけではなく、いくつかの注意点を理解しておく必要があります。
- サトルクエスチョンを多用しないこと
- センシティブな内容やプライドに関わる質問には注意
それぞれの注意点について詳しく解説します。
サトルクエスチョンを多用しない

いくらサトルクエスチョンが「否定ではなく情報の訂正」に近づける便利なテクニックでも、多用すると逆効果になる場合があります。
何度も繰り返すことで会話が不自然になり、彼にストレスを与えてしまうかもしれません。
サトルクエスチョンを多用する問題点
例えば、オープンクエスチョンで「出身地はどこ?」「好きな食べ物は?」「趣味は?」「休日は何してるの?」と質問攻めにするのは、尋問のように感じてしまい窮屈ですよね。
同じように、サトルクエスチョンを多用してこんな会話が続くとどうでしょう?
「ノリがいいけど出身は大阪?」
→「東京出身ですけど…」
「可愛い子はケーキとか好きだからカフェ巡りとか好きなんじゃない?」
→「カフェにはあまり行かないです…」
「休日は読書とか映画鑑賞とかしてそうだね!」
→「ほとんどしません…」
このように的外れな質問を繰り返されると、疲れてしまいます。
しかし、逆に正解ばかり引いても、「なんでこの人は自分のことをなんでも分かってるんだ…」と警戒してしまう可能性もあるんです。
効果的な使い方
サトルクエスチョンを使うのは「ここぞ!」という場面に絞るのがポイントです。
例えば:
デートに誘うきっかけを作るための会話
→ 趣味や好みを引き出す場面で役立ちます。
彼を理解していることをアピールする会話
→ 彼の体調や気分を気遣う際に有効です。
また、「情報の正誤は問わない」という考え方もありますが、私はできるだけ正解を引くことをおすすめします。
正解を引くことで、好きな人のことをよく見ていることをアピールできて彼のテンションも上がるからです。
正解を引くためのヒント
正解を引くには、彼のことをよく観察するのが大切です。
彼の持ち物やスマホの待ち受け画面
→ 動物が好きだったり、趣味が見えることがあります。
SNSのアイコンや投稿内容
→ 映画や音楽、スポーツの好みが分かることがあります。
体型やファッション
→ 運動好きか、流行に敏感かなどが分かる手がかりです。
気軽に試してみよう
繰り返しになりますが、サトルクエスチョンはハズレを引いても失敗にはなりません。
「もしかしたら違うかも…」と思わず、気軽に挑戦してみてくださいね!
センシティブな内容やプライドに関わる質問には注意

サトルクエスチョンは便利なテクニックですが、センシティブな内容や相手のプライドに関わる質問には注意が必要です。
例えば、過去の恋愛や仕事に関する質問は、相手が不快に感じることがあります。
関係が親しくなると、相手が答えにくい内容や予想外の質問に対して不安や距離感を感じることがあります。
こうした質問は、意図しない誤解を生むことがあるため、使いどころを考えましょう。
代わりに、趣味や好きなことについての質問を心掛け、自然に会話を進めることをおすすめします。
サトルクエスチョンで彼との会話をもっと楽しく!

サトルクエスチョンは、好きな人との距離を自然に縮めてスムーズなコミュニケーションを生み出すための心理学的恋愛テクニックです。
これを上手に活用することで、彼との関係を深めやすくなり、信頼を得やすくなるといったメリットがあります。
このテクニックを意識的に使うことで、彼との会話がより楽しく、心地よいものになり、お互いの理解が進みやすくなります。
ぜひ、恋愛を一歩進めるためのコミュニケーションツールとして活用してみてくださいね。