好きな人を食事やデートに誘うのはドキドキしますよね。
まだ付き合っていない相手だと、そもそもOKしてくれるかどうかというドキドキが大きな割合を占めるのではないでしょうか?
好きな人との関係性にもよって答えが変わるのはもちろんですが、少しでも成功率をあげるために、今回は2つの恋愛テクニックをご紹介します。
1つ目は「フット・イン・ザ・ドア」というものです。
別名「段階的要請法」ともいいます。
そして2つ目は「ドア・イン・ザ・フェイス」というもので、こちらの別名は「譲歩的依頼法」です。
名前が似ている両者ですが、中身は全く異なるものです。
しかし、何かお願い事をするときのテクニックという点は共通していて、この両者を駆使することで、デートのお誘いにOKをもらう確率を上げることができます。
今回ご紹介すると「フット・イン・ザ・ドア」「ドア・イン・ザ・フェイス」の恋愛テクニックを効果的に使って、好きな人をデートにお誘いしてみてくださいね。
フット・イン・ザ・ドア(段階的要請法)について
まずは「フット・イン・ザ・ドア(段階的要請法)」について、ご紹介します。
現在では禁止されていますが、かつては訪問販売のときに「お話だけでも!」と片足をドアに挟み込むというテクニックが利用されていました。
「フット・イン・ザ・ドア」の由来はこのテクニックが由来となっています。
そもそも、どうして足を挟み込むことで訪問販売の成功率が上がっていたのでしょうか?
それは、一度「YES」と言ってしまうことで「NO」と言いづらくなるという人間の心理を利用しているからです。
訪問販売だけでなく、
「1ヶ月お試ししてみませんか?」
→「1ヶ月だけなら……」
→「もう1ヶ月契約していただけると◯◯がサービスなんです」
→「それならもう1ヶ月……」
といった提案も、「フット・イン・ザ・ドア」を利用しています。
このように、小さなお願い事(上記の例でいう「1ヶ月お試し」)を受け入れてもらうことで、本命のお願い事(上記の例でいう「契約」)を受け入れてもらいやすくなるというのが「フット・イン・ザ・ドア」です。
恋愛におけるフット・イン・ザ・ドアの活用方法
次に、「フット・イン・ザ・ドア」を恋愛において有効活用する方法をご紹介します。
「フット・イン・ザ・ドア」を活用する上で、注意しなければならないことがあります。
それは、「お願い事の規模を間違えない」ということです。
小さなお願い事をしてから本命のお願い事をするというのが基本ルールですが、1つ目のお願い事が小さすぎても、2つ目のお願い事が大きすぎても「フット・イン・ザ・ドア」は成立しません。
例えば、映画デートに誘いたいのに、小さなお願い事として「あなたは読書をする人ですか?」から入ってしまうと「映画デートに誘う」までの道のりが長すぎます。
一方で、活字が苦手な人に対して「今映画になっている原作の本が面白いから読まない?」から導入してしまうと、それだけで拒否反応が出てしまうでしょう。
訪問販売だって、以前は使えたテクニックかもしれませんが、強引すぎるということで嫌がる人も多いですよね……。
本命のお願い事(ゴール)を明確にして、小さなお願い事を設定することをおすすめします。
小さなお願い事が見つからない場合、好きな人の好きなものについて情報を与えるという方法もあります。
コーヒーが好きな彼に対して「こんなお店知ってる?」といったように、好きなものに対するワクワク感を与えることで、「一緒に行く」という本命のお願い事を受け入れやすくなります。
ドア・イン・ザ・フェイス(譲歩的依頼法)について
次に、「ドア・イン・ザ・フェイス(譲歩的依頼法)」についてご紹介します。
「ドア・イン・ザ・フェイス」も、これまた訪問販売が由来となっていて、最初に無茶なお願い事をして断らせ、次に実現可能なお願い事をすることで、本命のお願い事を聞いてもらうというものです。
無茶なお願い事を取り下げてワンランク下げることで、譲歩したように見せることができ、相手にも「そっちならいいか……」と譲歩させるテクニックです。
嫌な言い方ですが、1度断ったことで無意識に発生する罪悪感につけ込んでいるともいえます。
しかし、「ドア・イン・ザ・フェイス」は、交渉して譲歩した案を採用しているように見えるため、相手にとっては「自分に有利な結果にできた」という満足感を与えることができるのです。
恋愛におけるドア・イン・ザ・フェイスの活用方法
「ドア・イン・ザ・フェイス」を活用してデートにお誘いするとき、最初のお願い事では少し笑いを誘えるといいかもしれません。
例えば、沖縄に住んでいるのに「明日ディズニー行こうよ!」と言えば、好きな人は「いやいやいや、無理でしょ(笑)」となりますよね。
注意したいのは、あまり下心が見えるような内容(泊まりに行く、家に行く)などは避けた方がいいということです。
軽い女性だと思われてしまう可能性があります。
「ドア・イン・ザ・フェイス」のほうが難易度が高そうですよね。
実際、「ドア・イン・ザ・フェイス」は好きな人との関係性がある程度築けている場合のみ有効です。
また、「ドア・イン・ザ・フェイス」は同じ相手には何度も利用できません。
個人的には、好きな人とある程度の関係性が築けたときに試してみて、成功するかどうかで恋人同士になれるかどうかを見定めるものとして利用するのも1つの手だと考えています。
まとめ
今回は、「フット・イン・ザ・ドア」と「ドア・イン・ザ・フェイス」についてご紹介しました。
好きなをデートにお誘いするのはとてもドキドキしますよね。
でも、勇気を出す姿はとても素敵です。
好きな彼に想いが伝わるように応援しているので、この2つの恋愛テクニックを利用してデートのお誘いにチャレンジしてみてくださいね!