「ベンジャミン・フランクリン効果」とは、助けた相手のことを好意的に感じるようになる現象のことです。
人間とは本当に不思議なもので、言動に認知・感情が引っ張られることがあります。
「ベンジャミン・フランクリン効果」もその認知形成を利用したものです。
そこで今回は、好きな人から嫌われた場合でも一発逆転を狙うチャンスを作る「ベンジャミン・フランクリン効果」についてご紹介します。
好きな人から嫌われていない人も、より好意的に思ってもらうためにも「ベンジャミン・フランクリン効果」を利用した恋愛テクニックを実践してみてくださいね。
「ベンジャミン・フランクリン効果」とは
改めて、この長すぎる「ベンジャミン・フランクリン効果」についてご説明します。
その名の通り、この効果を唱えたのはベンジャミン・フランクリンさんです。
18世紀アメリカで政治家をしていた彼には、あまり仲の良くない議員A氏がいました。
A氏を味方につけるために「本を貸してほしい」とお願いした結果、A氏とは仲良くなることができたのです。
本を貸しただけで仲良くなれるなんて意味がわかりませんよね。
頭の中で言動と認知の順番が逆転してしまったからこのようなことが起きたのです。
つまり、「嫌いだと思っていたけど、親切にしてあげようと思えるくらいなんだから本当は彼のことそんなに嫌いじゃないのかも」と錯覚したということです。
「ベンジャミン・フランクリン効果」によると、助けてもらうことが非常に大事だということがわかります。
恋愛における「ベンジャミン・フランクリン効果」
「助けてもらう」といっても、人助けにはさまざまな形がありますよね。
恋愛テクニックとして「ベンジャミン・フランクリン効果」を活用するのであれば、
・重いものを持ってもらう
・彼の得意分野から何かを教えてもらう
・物を借りる・もらう
・わがままを聞いてもらう
・弱っているときや悩みがあるときに助けてもらう
などはいかがでしょうか？
「付き合ってもいないのにわがままを言うなんて迷惑をかけそうで気が引ける…」と感じる方もいるかもしれませんね。
でも安心してください。
人間は本当に不思議なもので、人に親切にすることで
・不安感やストレスが減る
・幸福感や自尊心が向上する
・その結果、鬱の低下や血圧の低下など健康面までもがよくなる
などのさまざまなメリットがあることがわかっているんです。
なので、安心して彼に優しくしてもらってくださいね。
助けてもらう・何かを与えてもらうというと相手が犠牲になっているように感じるかもしれませんが、「誰かに親切にする」というチャンスを作ってくれたあなたの優しさに彼が応えているだけなんです。
「奢ってあげるよ」と言われたのに頑なに「いえ、失礼なので割り勘にしましょう！」と予防線を張るより、「え、いいんですか！？嬉しい！ありがとうございます！」と可愛く甘えてくれる女性の方が、男性は嬉しいものです。
もちろんそうじゃない人もいます。
しかし、「奢ってあげるよ」と言っておきながら「え、全然遠慮しないんだね…」なんて引いちゃうような男性はこっちから願い下げにしちゃいましょう！
あなたにはもっといい人がいます！
どうしてもお願い事ができないあなたへ
そうは言ってもなかなか人に甘えたりお願い事をするのが苦手だという人もいるでしょう。
律儀で真面目な女性なのだと思います。
それはもちろんあなたの魅力の1つなので、大切にしてくださいね。
しかし、「ベンジャミン・フランクリン効果」を使って彼に好意的に思われたいと考えているのであれば、まず「認知を変えること」をおすすめしたいです。
先述のように、人間って不思議なもので、事実とは異なる形で認知が形成されることが珍しくありません。
あなた自身も「人に頼ってはいけないものだ」という固定観念が先行してしまっているので、その認知を変えてあげましょう。
難しく思えるかもしれないけど、意外と簡単なものです。
だって嫌いだったはずの人を好きになっちゃうほど、人って簡単に気持ちが変わるんです。
あなたが嫌いな人から頼まれてもOKしちゃうような些細なお願い事を1つ考えて、彼に実践してみてください。
そして「ありがとう」と笑顔で伝えたときの彼の反応をよく目に焼き付けてください。
その積み重ねをしていくうちに、「頼るのって悪いことじゃないな」と思えるはずですよ。
まとめ
今回は「ベンジャミン・フランクリン効果」についてご紹介しました。
嫌いだと思っていた人のことを好きになっちゃうなんて魔法みたいですが、心理学的恋愛テクニックを使えば実現できちゃうんです。
「ベンジャミン・フランクリン効果」を使って、好きな人から愛される恋愛無双の勝ち組モテ女子を目指してみてくださいね。
