
- 好きな人ともっと親しくなりたい
- もっと距離を縮めたい
そんなときには、オープンポジションを活用しましょう。
オープンポジションとは、相手に対して心を開き、受け入れ体制であることを示す姿勢や態度のことで、「非言語コミュニケーション」のひとつです。
不信感を持って心を閉ざしていると、自然と相手にも伝わって親しくなるきっかけを逃してしまうこともあります。
彼との距離を縮めるためには、非言語コミュニケーションも活用することが大切です。
この記事では、オープンポジションを意識して、彼との距離を縮める方法や好印象を与えるためのポイントを紹介します。
学術的な背景も解説しているので、専門的な知識もつけたい人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それでは、オープンポジションを使った心理学的恋愛テクニックを見ていきましょう!
オープンポジションを使った心理学的恋愛テクニック

オープンポジションを意識すると、彼との距離を縮めて信頼感を築くことができます。
ここでは、日常のなかに簡単に取り入れられるテクニックをご紹介します。
リラックスして彼との会話を楽しむ
彼と話すときはつい緊張してしまうものですが、リラックスすることを意識しましょう。
リラックスした姿勢は、自然と心を開いていることを示すことができます。
たとえば、背筋を伸ばして肩を落とす、腕を組まない、相手に体を向けるといった姿勢を心がけると、自分も彼もリラックスできます。
逆に、腕を組んだり体を反対方向に向けたりすると、ふたりとも居心地が悪い時間になってしまいます。
ボディランゲージを活用する
彼との会話中には、ボディランゲージを積極的に活用しましょう。
ボディランゲージは、言葉以上に強い印象や影響を与えることがあります。
たとえば、会話中に手を使ったり表情を豊かにしたりすると、伝えたい物事や感情がより明確に彼に伝わります。
特に、笑顔やうなずきといったポジティブな表情は、彼に安心感を与えて、心地よい雰囲気を作り出せます。
手のひらを見せる
手のひらを見せることは、無意識のうちに彼に「心を開いている」というサインを送る方法のひとつです。
特に、会話中に手のひらを見せると彼に信頼感を与えることができます。
不思議なことに、手のひらを見せる行為は、人がリラックスしているときや信頼している相手に対して行う無意識の行動であることが心理学で証明されています。
無意識のうちに誠意も伝わるので、さりげなく手のひらを彼に見せてみましょう。
適度なボディタッチを試してみる
ボディタッチは、彼との距離感を縮めるための強力なテクニックです。
ただし、適度な距離感を守りながら実践しましょう。
軽く肩や腕に触れるといった彼に不快感を与えない程度のボディタッチは、信頼感や親近感を高める手助けになります。
逆効果になることもあるので、彼との距離感を考えながら行いましょう。
身だしなみを整える
実は、身だしなみはコミュニケーションのひとつなんです。
というのも、身だしなみは言語ではない「非言語コミュニケーション」に分類されます。
身だしなみも、言葉や姿勢と同じくらい大切にしてくださいね。
清潔感や服装に気をつけることで、第一印象を良くして相手に安心感を与えることができます。
特に初対面のデートや出会いの場では、身だしなみが彼に与える影響は大きいです。
自分に合った服装やヘアスタイルを整えることで、心を開きやすい雰囲気を作り、彼との距離を縮める一歩となります。
デートの場所選びを工夫する
オープンポジションをより効果的にするためには、デートの場所にも工夫しましょう。
開放的な空間(明るいカフェや公園など)では、自然と緊張感が和らぎます。
そのため、リラックスした姿勢を取りやすくなり、お互いに心を開きやすくなります。
一方で、落ち着いた空間(レストランや静かなバーなど)では、落ち着いた雰囲気が生まれやすくなります。
ある程度親しい間柄であれば、落ち着いた空間のほうが会話に集中できることもありますが、距離感のある彼だとお互いに緊張してあまり喋れないかもしれません。
彼との距離感やそのときのムードに合わせて、デートの場所を選びましょう。
彼との距離が縮まらない理由は「無意識の姿勢」かも?
彼との距離がなかなか縮まらないと感じる原因のひとつとして、無意識に「閉じた態度」をとっていることが考えられます。
これは、緊張感やボロを出したくないという気持ちによるものです。
緊張感のあまり閉じた態度を取っていると、彼に警戒されたり不信感を与えたりするため、なかなか距離が縮まりません。
より良い関係を築くために、意識的にオープンポジションを取り入れてみましょう。
体験談〜無意識のクセに気づいたとき〜

これは私自身の体験談です。
当時付き合っていた彼と食事をするとき、私はよくテーブルに腕を乗せて組むような姿勢をしてしまうクセがありました。
今思えば、そういうときはちょっと疲れていたり、彼に不満を抱えていたりして、会話の返事もどこか素っ気なくなっていたと思います。
しかし、オープンポジションのことを知って

この姿勢って彼に壁を作ってるのかも…
と気づき、意識して腕を組むことをやめるようにしました。
するといつの間にか彼に対して肯定的な返事や会話ができるようになり、彼もリラックスした表情を見せてくれるようになりました。
小さな姿勢の違いですが、オープンポジションを取り入れることで、彼とのコミュニケーションがよりスムーズになったと感じています。
オープンポジションの心理学的背景

ここからは、オープンポジションについて心理学の視点から解説していきます。
- 誰が提唱したの?
- なぜ重要なの?
気になる方はぜひ読んでみてくださいね
提唱したのはボディランゲージの専門家
オープンポジションという言葉を最初に広めたのは、アラン・ピーズです。
ボディランゲージの研究で有名な彼は、人間の姿勢や仕草が「無意識のメッセージ」になるとして、オープンポジションを「相手を受け入れているサイン」として説明しました。
また、、マイケル・アーガイルやアダム・ケンドンといった研究者が心理学的な裏付けをしています。
彼らの研究や実験の結果、「体の向きや姿勢」が親密さや好意に直結することが明らかになりました。
実験で明らかになった非言語コミュニケーションの重要性
非言語コミュニケーションに関しては、数多くの心理学者が研究して学術的に実証しています。
今回は代表的な実験をご紹介します。
アーガイルとディーン
視線・距離・姿勢のバランスが人間関係に影響を与えることを研究。
体を相手に向けるオープンポジションは「親密さを高める要素のひとつ」と明らかにしました。
アダム・ケンドン
会話中に人が自然につくる輪(F-フォーメーション)を観察。
体を向ける方向で「関心や好意の対象」がわかることを示しました。
アルバート・メラビアン
言葉よりも非言語の影響が大きいことを明らかにし、姿勢の重要性を裏づけました。
オープンポジションが生まれやすいタイミング
オープンポジションは、以下のようなタイミングで発生しやすいと言われています。
・安全だと感じたとき(相手が敵意を見せない)
・アイコンタクトがとれたとき
・相手と動きが同期(ミラーリング)したとき
・会話の中心に招かれたとき(F-フォーメーション)
・穏やかな声や笑顔を向けられたとき
オープンポジションとクローズドポジションの違い
非言語コミュニケーションには、オープンポジションとクローズドポジションがあります。
オープンポジションは、体を相手に対して開いた状態です。
たとえば、腕を組まずにリラックスした姿勢でいること、足を相手の方向に向けることなどが当てはまります。
このような態度は、相手に対して心を開いていることを示し、親しみやすさや信頼感を与えます。
一方、クローズドポジションは、体を閉ざした状態です。
腕を組んだり足を反対方向に向けたりすることで、無意識のうちに警戒心や防御の姿勢を示してしまいます。
この姿勢は、相手に対して心を閉ざしていると受け取られ、距離を縮めるのが難しくなります。
オープンポジションを活用して彼との距離を縮めよう
オープンポジションは、すぐに目に見える結果を得ることができるものではなく、積み重ねが大切なテクニックです。
ふとした瞬間に意識することで、彼との信頼関係や親密さを少しずつ深めていくことができます。
オープンポジションを無理に完璧に実行しようとするのではなく、自然体で自分を表現することが成功のカギです。
無理なく取り入れながら、彼との関係が少しずつ変化していく様子を楽しんでくださいね。
ココロマグネットはいつでもあなたの恋を応援しています。


