「オープンポジション」とは、相手に対して心を開き、相手のことも受け入れ体制だとアピールできる態度や姿勢のことです。
人にはそれぞれのパーソナルスペースがあり、「Aさんからはこんなことをされても気にならないけど、Bさんにされると不快に感じる」といった線引きが誰にでもあります。
心の壁を作っている状態では警戒心がほぐれることもなく、それは無自覚であっても相手に伝わってしまうものです。
このようなコミュニケーションをとっている間はなかなか距離を縮めることができません。
しかし、オープンポジションを活用した心理学的恋愛テクニックを駆使することで、簡単に心の距離を縮めることができるんです。
そこで今回は、オープンポジションを活用した心理学的恋愛テクニックについてご紹介します。
- 好きな人と心の壁を感じる
- 彼ともっと心の距離を縮めたい
- 人から警戒されることが多くて悩んでいる
- みんなに好印象を与えたい
- 人と話すときにどんな態度をとればいいかわからない
- 直接的で積極的なアピールは恥ずかしくてできない
- すぐに実践できる心理学的恋愛テクニックが知りたい
こんな人におすすめしたいのがオープンポジションです。
ぜひ参考にしてくださいね。
非言語コミュニケーション(オープンポジションとクローズドポジション)
オープンポジションは「あなたに心を開いていますよ」とアピールすることができる態度や姿勢のことです。
一方のクローズドポジションとは、相手に対して警戒心があって自己防衛をしている態度や姿勢のことです。
オープンポジションやクローズドポジションは会話をするときの言葉以外の態度や仕草のことで、総じて「非言語コミュニケーション」といいます。
人は誰かと話をするときに会話の内容に意識が向くため、非言語コミュニケーションまでは気が回っていないことが多いです。
会話が盛りがらない理由や心の距離が縮まらない理由は、会話の内容や話し方と非言語コミュニケーションのどちらに原因があると思いますか?
もちろん会話が盛り上がらない状態が続けば「この人と一緒にいても楽しくない」と思われてしまうし、話し方が苦手な相手とは会話をする気が失せてしまうので会話の内容や話し方もとても大切です。
しかし、会話の内容に大きな影響を与えるという意味では非言語コミュニケーションのほうが重要だといっても過言ではありません。
例えば、オープンポジションを活用することでリラックスして会話を楽しめていることが彼に伝われば、彼もリラックスして話ができるようになります。
お互いにリラックスした状態で会話を進めることができれば、会話はどんどん充実したものになり、お互いに「楽しかったからまた話したい」という気持ちになるでしょう。
しかし、あなたが自己防衛を示すクローズドポジションを使ってしまうと、彼も警戒心をほぐすことができず、妙な緊張感のある会話が続いてしまいます。
そうなると「話していて疲れたからあまり2人きりで話したくない」相手になってしまう可能性があるのです。
もし彼がクローズドポジションを使っていることに気付いてしまったら、悲しい気持ちになってしまいますよね。
でも大丈夫。
クローズドポジションを使っているからといってあなたのことが嫌いだと思っているとは限りません。まだ探り探りであなたのことを模索中だから少し警戒心があるといった可能性もあるのです。
相手がクローズドポジションを使っていると気付いてしまったときに自分はオープンポジションを使うのは勇気がいることかもしれませんが、恐れずにチャレンジしてみてください。
オープンポジションはすぐに効果が現れるものではありませんが、少しずつあなたの彼への信頼や好印象が伝わるものです。
オープンポジションを活用した具体的な心理学的恋愛テクニック
ここからは、具体的なオープンポーズの方法についてご紹介します。
会話の内容によって臨機応変に使い分ける必要がありますが、好きな人と会話をする中で取り入れることができそうなものがあればチャレンジしてみてくださいね。
適度にボディランゲージを交えながら会話をする
ボディランゲージとはジェスチャーや身振り手振り、顔の表情のことをいいます。
彼と話しているときには、ボディランゲージを交えながら会話を楽しむのがおすすめです。
ボディランゲージには以下のようなメリットがあります。
- 話が正確に伝わりやすくなる
- 話に対する彼の理解度が高まり、会話が充実する
- 信頼関係が構築しやすくなる
例えば無表情で淡々と「ありがとう」と言うのは、あまり気持ちのいいお礼の仕方とはいえません。
しかし、満面の笑みで握手をしながら「ありがとう」と言ってもらえたら、本当に感謝してくれていることが伝わってこっちまで嬉しくなりますよね。
また親切にしてあげたいと感じるのは、当然後者です。
しかし、ボディランゲージをするにあたって注意点があります。
それはオーバーリアクションにならないようにするということです。
彼にも伝わるようにボディランゲージをしなければ意味がありません。
しかし、オーバーリアクションになると、品がないように見えたり女性らしさに欠けてしまうことがあります。
例えば、彼が面白いことを言ったからといって手を叩きながら笑うのは、あまり良い印象を与えることができません。
好きな人と会話をするときには適度なボディランゲージを心がけてみてくださいね。
手のひらを見せる
「手のうちを見せる」という言葉もあるように、手は時に真実を表します。
何か後ろめたいことがあるときや嘘をついているときに、人は無意識のうちに手を隠すことがあります。
逆に、手のひらを見せて話をするということはあなたが真実を話していてリラックスした状態で会話を楽しんでいるというアピールになります。
この心理学的恋愛テクニックを知らない人は、手のひらを見たからといって「この人はリラックスして心を開いてくれているんだ!」とは思いませんが、無意識のうちにあなたからの信用が伝わっていくものです。
直接的なアピールではないため、あまり気負いせずにできそうだと思いませんか?
彼と話すときには手のひらを見せることを意識してみてくださいね。
適度なボディタッチにチャレンジする
握手やハグ、肩を叩く、背中を触るといったさまざまなボディタッチがありますが、このようなボディタッチをすることで信頼や親密を示すことができます。
好きな人との現段階での距離感に応じてどこまで許されるか判断しながら、少しだけ彼にボディタッチをしてみてください。
関係性が築けていないのに過度なボディタッチはしないように注意が必要です。
確かに、ボディタッチを喜ぶ男性は少なくありません。
彼もその場ではドキッとして喜んでくれるかもしれませんね。
しかし、長い目で見たときに真剣に付き合いたい女性・結婚したい女性からは遠い存在になってしまう可能性があります。
一時的な関係になりたいのではなく、ずっと大切にしてほしいと思うのであれば、関係性に合わせて適度なボディタッチを心がけてくださいね。
身だしなみを整える
好きな人と会うときにはファッションやアクセサリー、ヘアスタイル、メイクなど見た目にも意識しましょう。
話をする相手の見た目が好ましいものかどうかも会話をするときのテンションや心の距離に大きな影響を与えます。
例えば、複数人で食事会に行ったとします。
ちょっと清潔感がなくてしわしわよれよれの服を着た男性と、身なりを綺麗に整えているイケメン、どちらの隣に座りたいですか?
当然イケメンの隣に座りたいですよね。
見た目の良し悪しは問題ではありませんが、多少影響を与えるのは事実です。
絶世の美女ではなくても自分史上ベストコンディションで彼と会えるように、日々自分磨きをすることをおすすめします。
ただし、TPOを考えずに自分の好きなおしゃれを優先してしまったり、たくさんの高級ブランドを身につけないようにしましょう。
彼とまだ関係性が出来上がっていない場合、よくない印象を与えてしまう可能性があるからです。
デートの場所選びも意識する
もし好きな人と学校や職場以外の場所で会えるチャンスが訪れたら、場所選びについてもこだわってくださいね。
なぜなら、会話をするときの環境も非言語コミュニケーションの一部だからです。
明るく開放的な空間ならリラックスした雰囲気の中での楽しい会話が期待できます。
こうした環境の中で親睦を深めることで、心の距離が縮まる可能性もグッと高まります。
一方、暗くて落ち着いた空間であれば、少し緊張感があるものの内面に踏み込んで自己開示をテーマに会話を進めることができます。
浅い会話をしつづけても親密な関係にはなれません。
彼の特別な存在になるためにも自己開示をすることはとても重要なので、自己開示をしたい場合には暗くて落ち着いた空間をチョイスするのがおすすめです。
自己開示におすすめな話題をまとめた記事も参考にしてみてくださいね。
オープンポジションを活用して恋愛無双の勝ち組モテ女子になろう
オープンポジションを活用した心理学的恋愛テクニックはいかがでしたか?
即効性のあるテクニックではありませんが、少しずつあなたの気持ちが伝わり、彼からも好印象を持ってもらえる可能性が高くなります。
好きな人と話すときに限らず、人と話すときはオープンポジションを活用するのがおすすめです。
苦手な相手だと思っていても、あなたにとってプラスになる何かを持っているかもしれません。
せっかくならあなた自身が会話を楽しむためにも、オープンポジションを意識しながらコミュニケーションをとってみてくださいね。