デートOKを引き出すテクニック!イエスセット話法

イエスセット話法を活用した心理学的恋愛テクニック 彼を引き寄せる恋愛心理学

イエスセット話法とは、相手に「イエス」と答えてもらいやすい流れを作る会話術のことです。

営業や交渉といったビジネスシーンで使われるテクニックですが、恋愛においても非常に効果的です。

例えば、デートに誘うときや会話をスムーズに進めたいときに、この話法を取り入れることで、彼との距離を自然に縮めることができます。
話しやすい雰囲気を作ることで、あなた自身も会話を楽しめるようになるのが魅力です。

簡単に実践できるテクニックなので、ぜひ試してみてくださいね!

イエスセット話法について

イエスセット話法を活用した心理学的恋愛テクニック

改めて、イエスセット話法について解説します。
「お願い事の成功率が上がる」「会話の雰囲気が良くなる」と聞くと信じられないかもしれませんが、このテクニックは心理学に基づいたものです。
恋愛にも応用できる効果的な方法として、多くの場面で活用されています。

イエスセット話法が成立する背景には、「一貫性の法則」と呼ばれる心理的な仕組みがあります。
人は言動や考え方、態度に矛盾がなく一貫性を持っていることが正しくと考えるものです。
そこで自身の言動についても矛盾がないように無意識のうちに言動や態度を一貫させようとします。
これが「一貫性の法則」です。

例えば、次のような経験をしたことはありませんか?

  • お店で試食を勧められて「美味しいですね」と答えた手前、買う予定がなかったのになんとなく購入してしまった。
  • 「今週末は予定がない」と言った後に「じゃあ手伝ってくれる?」とやりたくないことをお願いされ、断りづらく感じた。

これらはどちらも、自分が一度肯定したことに反する行動を取るのを無意識に避けている例です。
こうした心理が働くのは、私たちが「自分の言動に一貫性がある人間でありたい」と考えるからです。

イエスセット話法は、この一貫性の法則を巧みに活用したテクニックです。
「はい」と答えやすい質問を重ねていくことで、相手が最終的に大きなお願いにも「はい」と答えやすくなる状態を作り出します。
この方法を恋愛シーンに取り入れると、自然な形で会話が弾み、関係性を深めるきっかけにもなります。

イエスセット話法を恋愛で使うポイント

イエスセット話法を恋愛シーンで活用する場合、好きな人から「YES」を何度か引き出した上でデートの誘いなど本題のお願いに入ることが重要です。
一度の会話で急に本題に飛び込むのではなく、彼の気持ちを段階的に温めていくのが成功のカギです。

ここでは、「イエスセット話法」を次のように分けて説明します。

  • 本命のYES:最終的に「YES」と言ってほしい本題(例:デートのお誘い、LINE交換など)
  • 導入のYES:本題に入る前に、気軽に「YES」と答えられる小さな話題(例:共感を引き出す質問や軽い雑談)

この2つの「YES」をうまく組み合わせることで、相手の自然な流れの中で「YES」を引き出しやすくなります。

導入のYESの適正回数と質を意識しよう

「導入のYES」は3〜5回程度が理想的です。
5回も「YES」を引き出せれば、6回目の本題では成功率が格段に高まります。
ただし、「回数が多いほど効果的」と思うかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

なぜなら、導入のYESを引き出すためには必ずYESが返ってくるクローズドクエスチョン(「はい」か「いいえ」で答えられる質問)を連続で行う必要があるからです。
これを不自然に繰り返すと、彼に警戒される可能性があります。

回数が多くなれば多くなるほど一貫性の法則が働きそうだと思うかもしれませんが、YESを引き出せば引き出すほど効果的かというと、必ずしもそうではありません。

例えば:
「今日はいい天気だね?」→ YESが返りやすい
「○○が好きなんだよね?」→ 推測を交えた質問

どちらも有効ですが、クローズドクエスチョンばかりでは会話が単調になり、彼が違和感を覚えることも。
そのため、適度にオープンクエスチョン(具体的な答えを促す質問)を挟むことで、会話の自然さを保つことが大切です。

かといって、「よし、3回YESを引き出したからデートに誘おう!」は不可能です。
例えば、あなたが異性として意識していなかった男性から以下のようなシチュエーションでデートに誘われたとして、簡単にOKを出すことができるでしょうか?


例が少々極端ではありますが、いくらYESを数回引き出してもこの流れでは簡単にYESとは言えませんね。
イエスセット話法を使うときには、導入のYESの適正回数とクオリティに注意が必要です。

天気や好きな食べ物はYESを引き出しやすいので1つ目のYESに持ってくるのは有効です。
しかし、同じ話題でダラダラYESを稼いでも本命のYESには辿り着けません。

具体的な方法はこれからご紹介しますが、以下の会話の中にYESを引き出すための4つの心理学的恋愛テクニックが潜んでいます。

どの部分だかわかりましたか?

理由も合わせて全部見抜くことができた人は、イエスセット話法を完璧に使いこなせるはずです。
もしわからなかった人も大丈夫。
これから覚えてチャレンジしてみてくださいね。

YESを引き出すための4つのテクニック

イエスセット話法を活用した心理学的恋愛テクニック

ここからは、具体的な方法を解説します。
以下の4つのテクニックを使うことで、効果的に「YES」を積み重ねることができます。

共通のYESを活用する

イエスセット話法を活用した心理学的恋愛テクニック

1つ目のテクニックは「共通のYESを活用する」ものです。
これは営業マンがよく使うテクニックですが、彼との共通点をベースにした話題を使うことで最初のYESをゲットできます。

特におすすめなのは天気です。

  • 「今日は本当に寒いよね」
  • 「最近暖かくなってきたね」

こうした話題は相手にとって否定しにくく、「うん、そうだね」と自然にYESを引き出すことができます。
最初のYESをスムーズに取ることで、一貫性の法則が働きやすくなります。

バックトラッキング(おうむ返し)

イエスセット話法を活用した心理学的恋愛テクニック

2つ目のテクニックは「バックトラッキング」です。
バックトラッキングとは、相手の言葉を繰り返すことで共感を示すテクニックです。

上記の例では、彼の「晴れた日にはサッカーをしている」という発言に対して「サッカー好きなの?」と質問しています。
彼が「サッカーをしている」と言ってるのだからサッカーが好きだということは聞くまでもないことですが、この質問に対して彼が「うん」と答えることで、また1つYESを積み重ねることができます。

このとき彼は「はい」とは言っていませんが、あなたの質問に対して肯定的な返事をしているのでYESが含まれていると考えて問題ありません。

また、バックトラッキングは彼の発言を元にした質問なので、彼に「自分の話をちゃんと聞いてくれている」と感じさせ、安心感を与える効果もあります。

オープンクエスチョンを挟む

イエスセット話法を活用した心理学的恋愛テクニック

3つ目のテクニックは「オープンクエスチョンを挟む」というものです。

YESを引き出すクローズドクエスチョンばかりでは、尋問のように感じられることもあります。
そのため、途中でオープンクエスチョンを挟むのがおすすめです。

上記の例でいうと、「こんな晴れた日はどうやって過ごしているの?」という質問がオープンクエスチョンになります。
この場面では、「晴れてると外に出たくなるよね!」とか「暑いから結局家の中でダラダラ過ごしたくならない?」といった質問をしてしまうと、NOを引き出してしまう可能性があるのでオープンクエスチョンがおすすめです。

しかし決めつけるような推測の質問も有効な場面もあります。
次に解説しますね。

推測してYESを引き出す

イエスセット話法を活用した心理学的恋愛テクニック

4つ目のテクニックは「推測する」です。

完全な当てずっぽうではなく、YESが返ってくる可能性が高い内容については、推測で質問することにメリットがあります。

  • 相手のことを考えながら会話をしていることが伝わる
  • 相手のことを理解していることをアピールできる
  • その結果、安心感を感じて警戒心が薄れたり信頼関係を構築しやすくなる

上記の例でいうと、彼は要約すると「趣味がサッカー」だと言っています。
もちろん大人になってから遊びでサッカーを始めたという人もいないわけではありませんが、一般的には学生時代からやっているスポーツを楽しんでいる人の方が多いことが予想できます。

万が一ここでNOを引き出してしまっても、対策があるのでご安心ください。
もし「サッカーを始めたのは大人になってからだよ」と彼に言われても先述のバックトラッキング(おうむ返し)を使えば再びYESを取り戻すことができます。

「え、大人になってから始めたんだね!」とバックトラッキングを行うことで「そうなんだよ」とYESが返ってくることが予想されます。

ここで注意したいのが、フォローしようと思って「大人になってから始めたんだね!難しいのにすごいね!」まで言ってしまうことです。
既にNOを引き出した状態で、一貫性の法則が働いてNOが出やすいタイミングです。
「そんなことないよ。難しくないよ」と否定的な返事が返ってくるリスクがあるのでご注意ください。

NOが返ってきたらバックトラッキング(おうむ返し)

これを頭の片隅に入れておいてくださいね。

イエスセット話法の注意点

イエスセット話法を活用した心理学的恋愛テクニック

イエスセット話法を効果的に活用するためには、以下の2つの注意点を押さえておくことが大切です。

LINEやメッセージでは効果が薄い

イエスセット話法を活用した心理学的恋愛テクニック

イエスセット話法は主に会話で力を発揮するテクニックです。
文章でのやり取りでは、次のような理由から効果が薄れる可能性があります。

即時性がない

メッセージでは彼に返事を考える時間を与えてしまいます。
その間に、自分の気持ちや状況を冷静に考えられてしまうため、イエスセットの流れが崩れやすいです。

やり取りを見返せる

LINEやメッセージは過去のやり取りを確認しながら返信できるため、不自然な誘導が目立つことがあります。

そのため、イエスセット話法は直接の会話で有効なテクニックだといえます。
会話の中で肯定的な流れを作ることで、「デート行こうよ」といった誘いにも思わず「いいね、行こうよ」と答えやすくなるのです。

自然な流れを意識する

イエスセット話法を活用した心理学的恋愛テクニック

「YES」を引き出すことに集中しすぎると、会話全体が不自然になり、逆効果になる場合があります。
会話が不自然になると、彼が「この人は何を考えているんだろうか…?」と警戒モードに入ってしまい、余計にYESがもらいにくくなることもあるので注意が必要です。

不自然さを避けるために、以下のポイントを抑えましょう。

6回目を意識しすぎない

心理学的には、本命のYESを6回目に持ってくると成功率が高いと言われています。
しかし、5回もYESを引き出すのが難しい場合は、無理せず少ないタイミングで本題に移るのも1つの手です。

自然な質問で始める

デートのお誘いが目的であっても、まずは「アイス好き?」といった軽い質問で会話をスタートさせると、自然に「YES」を引き出せます。
「アイス好き?」「どんな味が好き?」といった流れからさりげなく「おすすめのアイス屋さんある?」「一緒に行こうよ!」と提案することで、アイスデートの確率アップです。

イエスセット話法で彼との会話を楽しもう

イエスセット話法を活用した心理学的恋愛テクニック

イエスセット話法を活用することで、好きな人をデートに誘う成功率が上がり、ポジティブで心地よい会話を楽しむことができます。
それだけでなく、会話の雰囲気が良くなることで、彼に好意的な印象を与えやすくなり、話し上手だと思われることもあるでしょう。

さらに、あなた自身も自然と会話を楽しめるようになり、お互いにとって楽しい時間が増えるはずです。

この心理学的恋愛テクニックを上手に取り入れて、彼との関係を少しずつ深めていきましょう。

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